リサイクル法が制定されるや否や増えだした粗大ゴミ回収業者
「こちらは粗大ゴミ・不用品回収車です。ご不要になりましたテレビ、コンポ、アンプ、冷蔵庫、洗濯機・・・なんでも無料にて回収いたします」と、アナウンスしながら、回収車が住宅地をゆっくりと走行する。そんな光景や声を実際に聞いたことがある人は多いと思う。
また、ポストに「無料で回収!」とチラシが入っている。

今では通常、粗大ゴミは市などに連絡して500円~2000円で引き取ってもらったり、テレビやパソコンなどの大型電化製品は専門店やメーカーで5000円程度で引き取ってもらうのが普通だ。
確かに手間や費用を考えると、無料で引き取ってくれるのはたいへんうれしい。
果たしてこれらの業者は本当に無料で回収してくれるのだろうか


結論から言うと、90%の確率で「No!」だ。
もちろんこの世の中に、お金がかかる粗大ゴミを無料で引き取ってリサイクルしてくれるような、メリットゼロのボランティアは存在しない。

多くの業者は悪徳業者である。
彼らは何かと理由をつけて、無料を有料に変えてしまい、お金を請求してくるので、詐欺被害やクレームが後を絶たない。

多いパターンが、
「(テレビなど)これは規格外(古すぎ、大きすぎ)なので有料だよ」
「回収は無料だけど、リサイクル料が○万円かかります(もしくはその逆)」
「回収に来るのに料金がかかる(積み込み料)」
等。。。(見積もりがあろうとなかろうと想定外料金を要求)

かつては数十万~100万円を請求される被害もあった。

そんなもん請求された時点で、はねつければいいだろう、と思うかもしれない。
残念ながら、やってくるのは怖いお兄さんが多い。スピーカーから若い女の子の声が聞こえようとも乗っているのは、いかついお兄さんかおっさんだ。たいていは軽い脅しから始まります。

「警察に言うよ」と言えば、すごすごと引き下がるかもしれませんが、家を覚えられてしまえばどんな嫌がらせを受けるかわかりません。マンションに住めなくなるようなことをされてもおかしくありません。
そんな思いもあり、結局払ってしまう人は(だいたい数万円ぐらいだと)多いのかもしれません。

この原理は「さおだけ屋」とほぼ同じ。ありもしない「2本で1000円」のさおだけで誘惑しておいて、実際には数万円のボロ竿を買わせようとする。断ると「車止めさせて営業妨害だ」と怒鳴り散らしてすごむ。
この世界は同じような仕組みだ。


では、このようにお金をせびって、まがいなりにも不用となった粗大ゴミを回収していった業者。彼らはその後、この粗大ゴミをどうするのでしょうか。

1.自分で修理して使えるようにして売る ⇒ そういう稀有な業者もいるかもしれませんが、悪徳業者の場合0%です。
2.正式なルートで海外に輸出 ⇒ 中国、アフリカに売る場合もありますが、手続きは面倒なので、悪徳業者では0%
3.海外に闇転売 ⇒ かつてはこれが一番多いとされていました。その中には盗品も紛れてたりします。
4.不法投棄 ⇒ 今の主流はこれですね。夜中に山林に捨てに行ったり、ひどいものになるとそこらへんの一般ゴミステーション(事前に捨てやすいところをリサーチ済み)に捨てていきます。

お金をとって不法投棄をしているだけなんて、後味悪い話ではありますが、問題なのは回収を頼んだ人も罰せられるということです。

不法投棄する事を目的として廃棄物を収集または運搬した者3年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金・またはこの併科
不法投棄をした者 5年以下の懲役もしくは1千万円以下の罰金・またはこの併科(未遂の場合も含む)

という法律があります。頼んだ人も不法投棄をしたことになります。
不法投棄物から持ち主の証拠が出れば捕まりますし、逆に捨てた業者は雲隠れしているかもしれません。
最近の業者は、車に「許可証」を提示していたり、チラシにも「古物商許可証:000-0000」などと書いてあって「あぁちゃんとした業者なんだな」と思うかもしれませんが、その許可番号を確かめましたか? する人なんているわけありません。各都道府県警察に確認しなければならないのですから。そんな面倒なこと普通しますか?
もちろん中には正式に登録している業者もあるかもしれませんが、多くは架空の許可証でしょう。そんなものに騙されてはいけません。


では、優良業者と悪徳業者の見分けはどうするのか?
勘違いしてはいけないのは、中にはまじめにリサイクル回収をしている業者もあります。バイクの回収業は自分で直して中古として売っていたりする業者が多いようです。こういうところは、無闇に「無料で」とは謳っていないはずです。
ただより高いものはない、とよく言いますが、「無料で」粗大ゴミを引き取る業者ははなから怪しいと考えてもいいかもしれません。ただ安価であっても上述のように「規格外」を叩きつけられたりするので一概になんとも言えません。

優良業者の目安としては
・無闇に「無料」を謳っていない
・ホームページがあり、情報を公開している
・連絡先が携帯電話でなく、固定電話
などでしょうか。

・調べられたら古物商許可番号を調べる
・名前をネットで調べて、被害にあっていないかどうか確認する
のも大事なことです。

なんのかんの言っても、怪しいと思うのなら正規なルートでリサイクルするのが一番です。

1985年に発売された名作ファミコンソフトに「バルーンファイト」がある。この年はシンプルで誰でも楽しめるファミコンらしいゲームがたくさん出ており、全てが名作だとも言われる黄金年だ。
やったことがない人でも「バルーンファイト」という名前を聞いたことがある人はいるのではないだろうか。

風船をつけた人が、割られないように気をつけながら敵(サル?)の風船を割るというストーリーもない単純なゲームだ。


バルーンファイトが軽快になった感じのゲームの正体は?
2年後の1987年に「ジャウスト」というファミコンゲームがHAL研究所(専門学校HALとはまったく無関係です)から発売されます。







人がダチョウになっただけ(めっちゃ速い)で、バルーンファイトとくりそつじゃね?

と思うかもしれません。

しかし、実際は「バルーンファイト」が「ジャウスト」を元に作ったゲームだったのです。

あれ? 順番がおかしくね? と思うでしょう。

「ジャウスト」はファミコン自体が発売される前、1982年にアメリカのゲーム会社によって作られたアーケードゲームだったのです。

元々、このジャウストを移植しようとして、任天堂とHAL研究所が共同開発していましたが、版権問題が起こり、発売ができなくなってしまった。
途中まで開発していてもったいないと思ったのか、開発者4人でアレンジをして、バルーンファイトが生まれたのだ。開発者の一人、岩田氏は、後にHAL研究所の社長になり、現在の任天堂社長になっており、今の任天堂の礎はバルーンファイトにあると言っても過言ではない(たぶん過言です)。

バルーンファイトは、1984年にアーケードゲームとして開発され、翌年にファミコン移植されています。アーケード版は、縦に2画面分スクロールし、バウンド力はジャウストに近く、ファミコン版より難しい。ファミコン版は容量などの問題もあり、易しくしたのだろうと思われる。

その後、アメリカの会社から「出してもいいよ」と言われたのか、版権問題がクリアになったので、以前作った「ジャウスト」を(ほとんどアレンジもなく)HAL研究所から出すことになった。

しかし、すでにファミコン界では
 (c)スクウェア・エニックス
ドラゴンクエストIIが9ヶ月前に発売されており、3ヵ月後にはドラクエIIIも発売されると言う、RPG黎明期。5年前のゲームの移植作品を今更出しても話題になるはずもなかった。。。

ここまでの経緯としては、
1982年 アメリカのウィリアムス社が「ジャウスト」開発・発売
1985年 任天堂とHAL研究所で「ジャウスト」の移植を試みるが、版権問題からお蔵入り
1985年 ならばアレンジして出しちゃおうとして、「バルーンファイト」を開発・発売
1987年 「ジャウスト」出していいよ、と言われ、2年間埃がかぶっていた作品を今更発売

ということになる。

バルーンファイトを基準にするならば、ジャウストは「バルーンファイト ゼロ」と言っても差し支えないだろう(たぶん差し支えます)。


音楽もシステムもバルーントリップ丸パクリのゲームの正体は?
バルーンファイトにはおまけで(こっちの方がおもしろいという人もいます)バルーントリップという、ひたすら障害物を避け風船を取り続けていくゲームが存在します。


それでは、1992年にキャラクターソフトから発売されたファミコンゲーム「ハローキティワールド」を見てみましょう。







え? システムどころか音楽も最初のほう同じじゃね?

ボーナスゲームも
 

同じです。

よく訴えられなかったなぁと感心してしまいます。

ところが・・・

タイトル部分に注目してもらいましょう。

ん? MARIO CO.,LTD      株式会社 マリオ!?

そう、名前からも察せられるとおり、任天堂の子会社なのです。

このゲームの販売元である、キャラクターソフトはサンリオの子会社であり、そんなところでプログラマ抱えてオリジナルゲームなど作れるはずもなく、開発は外注して販売していました。

しかし、このゲーム自体が「Balloon Kid」という海外ゲームボーイ用に作られたゲームのキャラクター置き換えゲームなのです。

開発陣には、バルーンファイトの開発陣も入っており、音楽もやはり同じ田中宏和氏だったのです。同じ人たちがアレンジして作ったのだから、似たゲームができて当然だったのです。
ですからこの作品を「バルーンファイト2」もしくは「バルーンファイト Easy」などと言ってもいいかもしれません(言い換える必要性はないですが)。
ちなみにこのゲームは、2000年に日本のゲームボーイカラーで「バルーンファイトGB」という名前で発売されています。

どうもこうタイミングが時代から一歩遅れている気がしないでもないです。

それから時がたち、2006年にDSで会員限定の非売品として「チンクルのバルーンファイトDS」が開発されました。


縦2画面になったことをのぞけば、バルーンファイトと同じです。むしろこれは、バルーンファイト アーケード版の原点に戻ったのでしょうか。

1990年 海外版ゲームボーイのため「Baloon Kids」を開発
1992年 ファミコンに逆移植して、サンリオキャラの「ハローキティワールド」として発売
2000年 「Baloon Kids」日本版をゲームボーイカラーで発売
2006年 原点回帰でDS版「チンクルのバルーンファイトDS」


このようにバルーンファイトというなんでもない一作品だが、形を変えつつ長く愛されていることがわかります。そして、開発の皆さんはみんな大出世している偉大な作品だと言うことがわかります。

(c)任天堂
(c)キャラクターソフト